アイシャドウの塗り方は、ちょっとした工夫で印象が大きく変わります。初心者でも取り入れやすいテクニックや人気色の選び方を分かりやすく解説します。
この記事を読むとこんなことが分かります!
それでは早速見ていきましょう。
アイシャドウの塗り方完全ガイド|初心者でも失敗しない基本ステップ
アイシャドウは、色の選び方や塗る順番で印象が大きく変わります。特に初心者の場合、「どこから塗り始めればいいの?」「色が浮いてしまう…」といった悩みを持つ方も多いでしょう。この章では、道具の使い分けから色の重ね方まで、順を追って丁寧に解説します。
初心者が押さえておきたいアイシャドウの順番と道具の使い分け

アイシャドウを美しく仕上げるためには、まず塗る順番を覚えることが大切です。基本の流れは「ベースカラー → 中間色 → 締め色」。
手順
- ベースカラー
肌なじみの良い薄い色(ベージュやアイボリー)をまぶた全体に広げます。こうすることで、その後の色がにじみにくくなり、発色も安定します。 - 中間色
二重幅、またはまぶた中央から目尻にかけて中間の濃さの色を重ねます。色の境目はブラシで軽くぼかすと自然なグラデーションに。 - 締め色
濃い色を目のキワや目尻に細く入れ、目元を引き締めます。チップや細いブラシを使うと失敗しにくいです。
道具の使い分けポイント
ツール | 特徴 | 適した使い方 |
---|---|---|
ブラシ | ふんわりと色をのせられる | ベースカラーやぼかしに適している |
チップ | 色をしっかりのせられる | 濃い色や目のキワの発色に向く |
指 | 体温で密着感が出る | ラメやパールを部分的にのせるときに最適 |
ナチュラルに仕上げるためのベースカラーとグラデーションの作り方
自然なアイメイクの鍵は「ぼかし」です。ベースカラーをしっかり仕込むことで、他の色がスムーズに重なります。
具体的な手順
- ベースカラーをまぶた全体にのせる(アイホール全域)
- 中間色を二重幅に塗り、目尻側をやや濃くする
- 境目をブラシで軽く回すようにぼかす
グラデーションをきれいに作るコツ
- 濃い色から塗り始めない
- 色の境界は少しオーバー気味に重ねてからぼかす
- ライトカラーは眉下やまぶた中央に軽く入れると立体感が増す
目元を明るく見せるラメやハイライトカラーの効果的な入れ方
ラメやハイライトは「入れる位置」と「量」が重要です。やりすぎると派手すぎる印象になりますが、適量なら目元がパッと明るくなります。
おすすめの入れ方
- まぶた中央:光を集めて立体的に見える
- 目頭:透明感と華やかさをプラス
- 涙袋:目を大きく見せる効果が期待できる
選び方のポイント
- 粒子が細かいラメ:日常使いに向く
- 大きめラメ:パーティーやイベント向き
注意点
- 涙袋は幅を広く取りすぎない
- ラメは少量を指先で軽くのせるだけでも十分
アイメイク初心者におすすめの簡単アイシャドウテクニック
複雑なテクニックを使わなくても、ちょっとした工夫で目元は大きく見えたり、印象を変えることができます。この章では、初心者でも取り入れやすい簡単な塗り方を具体的に解説します。
一重・奥二重でも映える単色グラデーションの作り方
一重や奥二重の方は、アイシャドウがまぶたの奥に隠れてしまい、色が見えにくくなることがあります。そんなときに便利なのが単色グラデーションです。
手順
- 単色のアイシャドウをブラシで軽くとり、まぶた全体に薄く広げる
- 同じ色を二重幅またはまつ毛のキワに重ねて発色を強める
- 境目をぼかして自然な陰影を作る
ポイント
- 色はマット系かパール感の控えめなものを選ぶと自然
- 目尻をやや濃くすると横幅が広がって見える
失敗例と改善策
- 色がムラになる → 色をのせる前にアイシャドウベースを塗っておく
- 発色が強すぎる → 少量ずつ重ね塗りすることで調整可能
涙袋メイクで目の縦幅を強調する自然な影と光の入れ方
涙袋は入れ方次第で、目元の印象を大きく変えられます。強調しすぎると不自然になるため、あくまで「ふんわり」仕上げが鉄則です。
手順
- 涙袋の中央部分に明るいパール系アイシャドウを細くのせる
- 下まぶたの目尻寄りに薄いブラウンで影を入れる
- ブラシや綿棒でぼかして自然になじませる
おすすめカラー
- 光部分:シャンパンベージュ、パールホワイト
- 影部分:ライトブラウン、グレージュ
注意点
- 影を濃く入れすぎるとクマのように見える
- 光を入れる位置は中央だけにとどめると自然
ブラウン・ベージュ系で作るオフィス対応アイメイク
オフィスや学校など、控えめで清潔感のある印象に仕上げたい場合はブラウン・ベージュ系が最適です。
手順
- 明るめのベージュをまぶた全体に広げる
- 中間のブラウンを二重幅にのせて目尻側をやや濃くする
- 濃いブラウンで目のキワを引き締める
カラー選びのコツ
- 明るめブラウン:柔らかく優しい印象
- ダークブラウン:知的で落ち着いた印象
おすすめの使い分け例
- プレゼンや商談 → ダークブラウン多めで引き締め
- カジュアルな日常 → ベージュ多めで柔らかく
アイシャドウ人気色の選び方とトレンドカラー活用法

アイシャドウのカラーは、顔の印象を決定づける重要な要素です。似合う色を選べば、肌が明るく見えたり、目元が引き締まって見えたりします。ここでは、肌色別のおすすめカラーや、季節・トレンドに合わせた活用方法を詳しく紹介します。
肌色別・似合うアイシャドウカラーの見つけ方
肌色は大きく「イエローベース(イエベ)」と「ブルーベース(ブルベ)」に分けられます。自分の肌色を把握すると、アイシャドウ選びがぐっと楽になります。
イエローベースの特徴とおすすめ色
- 肌に黄みがあり、日焼けすると小麦色になりやすい
- ゴールドやオレンジ系のアクセサリーが似合う
- おすすめカラー:オレンジ、コーラルピンク、ゴールド、テラコッタ
ブルーベースの特徴とおすすめ色
- 肌に青みがあり、日焼けすると赤くなりやすい
- シルバーやプラチナ系のアクセサリーが似合う
- おすすめカラー:ローズピンク、モーブ、ラベンダー、ネイビー
ニュートラルタイプ
- 黄みと青みの中間で、両方の色が似合いやすい
- おすすめカラー:ベージュ、ブラウン、ピンク系全般
セルフチェックのポイント
- 手首の血管が緑っぽく見える → イエベ
- 青っぽく見える → ブルベ
- どちらも混ざって見える → ニュートラル
季節感を演出できるピンク・コーラル・オレンジの使い方
季節感のあるカラーを取り入れると、メイク全体に統一感が出ます。
春
- ピンク系で柔らかく、優しい雰囲気に
- 花見や新生活のシーンにぴったり
夏
- コーラルオレンジで元気な印象に
- 光沢感のあるパールを合わせると、涼しげな仕上がり
秋
- テラコッタやブロンズで温かみを演出
- 落ち着きがあり、大人っぽさが際立つ
冬
- ローズやボルドーで深みと華やかさをプラス
- クリスマスや年末イベントにも映える
使いこなしのポイント
- カラーをまぶた全体に広げすぎない
- ベースは肌になじむ色で、差し色として季節色を使うと自然
透明感を引き出す偏光パールやシアーカラーの取り入れ方
偏光パールやシアーカラーは、光の角度によって色が変化し、透明感や奥行きをプラスします。
偏光パールの特徴
- 一見シンプルでも、動くたびに色味が変わる
- 青系パールで涼しげ、ピンク系パールで可愛らしい印象
シアーカラーの特徴
- 発色が控えめで重ね塗りしても濃くなりすぎない
- 初心者でも失敗しにくい
活用例
- 単色塗りで自然なツヤ感を出す
- 手持ちのアイシャドウに重ねてニュアンスを変える
注意点
- ラメ感が強すぎると日常使いでは浮きやすい
- 偏光パールは光の加減によって色味が強く出るため、シーンに合わせて調整
アイシャドウの塗り方で変わる目の形別メイク術
目の形は人それぞれ異なり、それに合わせたアイシャドウの入れ方をすることで、目元の魅力を最大限に引き出せます。同じ色やパレットでも、塗り方ひとつで印象が大きく変わるのです。ここでは代表的な目の形に合わせたメイク方法を解説します。
丸目を活かす横幅強調アイシャドウの塗り方
丸目の方は縦幅が強調されやすく、可愛らしい印象になりやすいです。しかし、横幅を広げることでより大人っぽく見せることもできます。
手順
- ベースカラーをまぶた全体に広げる
- 中間色を目尻から黒目の外側に向けてやや長めに入れる
- 締め色を目尻の延長線上に少しだけ引き、軽くぼかす
ポイント
- アイラインは目尻を少しだけ長めに引く
- 下まぶたの目尻にも薄く色を入れると横の広がり感アップ
注意点
- 横幅を意識しても、塗りすぎは逆効果
- 目頭側に濃い色を入れすぎると目が寄って見える
切れ長に見せるアイライン×シャドウのバランス
切れ長な目元を作るには、アイシャドウの横方向のグラデーションとアイラインの引き方が重要です。
手順
- ベースカラーをアイホール全体に
- 中間色を目尻側3分の1に広げる
- アイラインは目尻を跳ね上げず、水平にスッと流す
ポイント
- 締め色は目尻に集中させ、中央にはほとんどのせない
- 下まぶたは目尻から1/3だけ影色を入れると引き締まる
応用
パーティーなど華やかな場では、目尻にラメを足すことで切れ長ながらも華やかさを演出できる
奥二重・一重を自然に大きく見せる色選びと配置
奥二重や一重は、濃い色を広範囲に塗るとまぶたが重く見えがちです。透明感のあるカラーと陰影の付け方がカギになります。
手順
- 明るめのベースカラーをアイホール全体に
- 中間色は目を開けたときに少し見える位置までにとどめる
- 締め色はまつ毛のキワだけに細く入れる
おすすめカラー
- 柔らかいブラウン、ピンクベージュ、シアー系のモーブ
- ラメは粒子が細かく控えめなもの
ポイント
- 涙袋に明るい色をのせると縦幅が強調される
- 締め色は細く入れてぼかすことで自然な立体感に
初心者でも映える!アイメイク仕上がりを格上げするコツ
基本の塗り方を覚えたら、仕上がりをワンランク上げる工夫も取り入れましょう。
ビューラー・マスカラとアイシャドウの順番で印象を変える
ビューラーでまつ毛を上げてからアイシャドウを塗ると、粉がまつ毛につきにくくなります。マスカラは最後に塗ることで、全体が引き締まります。
メイク崩れを防ぐためのアイシャドウ下地の活用法
アイシャドウベースを使うと、色持ちが良くなりヨレを防げます。少量を均一にのばすのがポイントです。
下地タイプ | 特徴 | おすすめの使用シーン |
---|---|---|
クリームタイプ | しっとりして乾燥を防ぐ | 冬場や乾燥が気になるとき |
パウダータイプ | サラサラ仕上げで持ちを良くする | 夏場や皮脂が出やすいとき |
カラータイプ | 色補正しながら発色アップ | アイシャドウの発色を鮮やかにしたいとき |
メイクオフまで美しい目元を保つケアと習慣
クレンジングは目元専用のやさしいタイプを使い、ゴシゴシこすらないことが大切です。日々の保湿ケアでまぶたの乾燥を防ぐと、翌日のメイクもきれいに仕上がります。
まとめ
アイシャドウの塗り方や人気色の選び方を押さえれば、初心者でも印象的な目元を演出できます。この記事で紹介したテクニックを日常メイクに取り入れてみましょう。
・明るい色から濃い色へ順番に重ねる
・ブラシ・チップ・指を目的に応じて使い分ける
・ベースカラーで肌になじませる
・中間色で陰影を作り立体感を出す
・濃い色は目尻から中央に向けてぼかす
・ラメやハイライトはポイント使いで自然に
・肌色に合わせたカラー選びで印象を引き立てる
・目の形に合った塗り方でバランスを整える
・ビューラーやマスカラとの順番で仕上がりを変える
・崩れ防止のため下地やベースを活用する
自分に合った方法を見つければ、毎日のメイクがもっと楽しくなります。
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